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プロ引退後の活動 「ストリーマー」。元プロ選手Rainbrain インタビュー

プロ引退後の活動 「ストリーマー」。元プロ選手Rainbrain インタビュー

League of legends(以下LoL)日本サーバーの本格稼働に向けて、多くの配信者達が同ゲームの配信を行っている。

そんな中、ついに同時視聴者数1000人を超える個人配信者が現れた。彼の名は”Rainbrain”。LoLの日本人配信者で、現在最も人気のある人物だ。昨年までLoLのプロ選手として活動していた彼だが現在は引退し、配信以外にも多くのイベントに出演にするなど、多岐に渡る活動をみせている。

なぜ彼の配信は人気なのだろうか。その疑問を解く糸口を探すため、今回直接取材を行った。また彼の元プロという目線から、日本のLoLに期待していることも語ってもらった!

ストリーマーという活動

ーはじめましてRainbrainさん。近頃は様々なイベントに出演したり、配信にも力を入れられていますね。どういった方針で活動されているのでしょうか。(以下筆者)

Rainbrain:現在は「ストリーマー」を主軸に活動をしています。ゲームの配信者です。プロを引退した後に、僕にしかできないことはないだろうかと考えた時この活動をするに至りました。

イベントに出演するようなことは、基本的に声がかかればといった感じですかね。自分から何かをしていこうとかは基本的にありません。ですが現在のLoLを取り巻く環境を考えるとどうしても人手不足のようで、よく呼ばれますね。

ーメインはストリーマーなのですね。LoLのプロ活動を引退したのちにストリーマーとして活動する人は海外では珍しくありません。元Dignitasのimaqtpie氏や元TSMのDyrus氏など、同時視聴者数の平均が1万5千を超えるストリーマーもいます。

ですが現在の日本ではストリーマーとして成功している方はまだ見かけません。Rainbrainさんはまさに日本人での第一人者になろうとしているわけですね!

Rainbrain:そうですね。前例のないことに挑戦していると思います。でも配信は好きだし、できるところまでやってみようと思います。

ーRainbrainさんの配信の魅力とはどんなところですか?

Rainbrain:正直僕もよくわからないんですけど、視聴者からはよく「面白い配信」と言われます。別に笑いをとりにいってるわけではなく、いたって真面目にプレイしていると思うのですが・・・

ーつまり天然キャラというわけですね(笑)。

Rainbrain:そうなんですかね。僕はただ頑張ってプレイしているだけなんですけどね・・・

ただ、僕はJungler以外のロールも頻繁にやります。ですが慣れていないので、目の肥えた視聴者からしたら変なプレイを連発しているように見えるのかもしれません(笑)。

ーTwitterで、2016年1月の配信時間は300時間以上、1日10時間以上配信したというツイートを見ました。よっぽど配信が好きなんですね(笑)。

Rainbrain:まぁそれほどでも(笑)。1月の配信は、自分がどれだけできるのかというテストケースでもありました。

ーテストケース、ですか?

Rainbrain:はい。僕がストリーマーとして一ヶ月間どれだけ頑張れるかというテストケースでした。この活動で得られた数字を今後に役立てていく予定です。

ーかなり真剣に取り組んでらっしゃるようですね。

Rainbrainさんがこの活動で成功することは、日本における引退した日本人選手達のセカンドキャリアになる可能性があります。頑張ってください!

Rainbrain:周りの人からの期待に応えられるように頑張ります。

ープロ選手の活動を終えた後、もっと他の道があったと思いますが、なぜ現在の活動をするという決断をされたのでしょうか。確立されていない道を歩むのは不安になりませんか?

Rainbrain:正直にいうと、僕は将来のことをあまり考えていません。

ただ、ちょっと幼稚な考えかもしれませんが、普通のサラリーマンになるのは嫌でした。それで、自分にしかできないなにかをしようと考えた時、この活動に至りました。運良く今は超ハードワークです(笑)。今は自分にできることをただ頑張っているだけです。

若手に託す、世界という夢

ー今後の目標はなにかありますか?

Rainbrain:目標ではないですけど・・・強いていうなら、日本が世界相手に勝つ瞬間をみたいですね。

ーなるほど。中々難しい目標ですね。昨年行われたRiot Games公式の世界大会「International Wildcard All-star Melbourne 2015」にRainbrainさんも出場されました。満足のいく結果を残せたとは言えないかもしれませんが、当時は無所属のプレイヤーにも関わらずよく健闘されたと思います。

日本が世界に勝つ瞬間を見たいという思いは、昨年の世界大会の結果を受けてですか?

Rainbrain:そうですね。全てが僕の責任だと言うつもりはないですが、僕の実力が至らずに負けてしまった試合があるのも事実です。リベンジしたいところですが僕はもうプロ選手ではないですし、年齢的にも若くないので、僕の思いを他の若い選手に託すしかないですよね。

ー日本サーバーの本格稼働も目前ですし、日本を背負って立つような選手が現れるといいですね。

Rainbrain:日本サーバーの本格稼働が始まれば、プレイヤー人口は爆発的に増えるでしょう。そこからひょこっと世界レベルの選手が現れてくれればいいんですけどね(笑)。

ー日本で公式サービスが始まってからが期待ですね。ありがとうございました。

今の日本が世界レベルを目指すには

ここからは筆者の個人的な意見である。

日本から世界レベルの選手を輩出していくためには、彼のようにe-sportsシーンの人気ももっと上げていく必要があるように思う。

LoLを競技的にプレイする日本人プレイヤーの人口はまだまだ少なく、多くの「才能あるプレイヤー」達が眠っているはずだ。

だが現在の日本におけるLoL競技シーンの人気は低く、多くの方々はその魅力に気づいていない。そのためスポンサーになる企業側もあまり乗り気ではなく、結果的にほとんどのチームはアマチュアの域を出ることができずにいる。

海外の選手達はストリーミングでの活動や、大会出場で人気を集めている。それにより企業が注目しだし、「人気のある選手達をスポンサーしてさらに人気を高めよう」とするわけだ。ここではじめて選手(またはチーム)に十分な資金が提供され、「プロ」を名乗ることができる。日本はこの流れがまだまだ確立していないように思える。

もしこの流れが一般的に見られるようになれば、日本は「e-sports後進国」から脱却できるだろう。そういった環境になれば多くのLoLプレイヤー達が競技的にプレイし、今までの比にならない競技人口の中から才能のあるプレイヤーが頭角を現すはずだ。

そして流れの源となるのは「人気」だ。より多くのファンが応援してくれれば、選手やチームはよりプロらしい活動ができるようになる。つまり、日本のe-sports選手・団体は、単純な競技シーンでの強さはもちろんのこと、Rainbrainさんのようにメディアに積極的に露出して人気を獲得するといったことも必要になってくるだろう。

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ARAM勢。LoLのRedditを漁っては翻訳しています。国語力が低いため文章に多々おかしなところがございますのでご注意ください。
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