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いじめられっ子からスター選手に Bjergsen選手の半生

いじめられっ子からスター選手に Bjergsen選手の半生

TSMのBjergsen選手は北米を代表するスター選手だが、過去に非常に大きな問題を抱えていた。
数年前、彼はそのことについてFacebookで語ったことがある。今回はその翻訳文を紹介しよう。

 

「今日は僕の過去の物語を伝えたいとおもう。僕の小学校のころから現在にいたるまでの物語だ。」

よりどころのない少年

学校生活が楽しいとおもったことなんて、たったの一度もなかった。成績はよかったけど、僕は大きな問題を抱えていたんだ。

僕はいじめを受け続けていた。小学校の高学年のころからずっと。

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僕のようなひょろひょろな少年は、いじめるには格好の獲物だった。反撃をしようにも力では絶対に勝てない。だからやり過ごすしかなかった。クラスの男子の大半が僕をいじめることを楽しんでいる中、先生までもがそれに加わった時、僕を救ってくれる人は一人もいないと悟った。

気分がどんどん落ち込んでいき、僕はビデオゲームばかりやるようになっていった。逃げるように、学校が終わったらすぐに帰宅した。このことは絶対に他人に知られないようにした。もしも他のやつがこのことを知ったら今まで以上にひどいいじめを受けることになる。そんなのはいやだ。

こういった生活を繰り返し、なんとか8年生になった。このころの僕は精神的にかなり重傷を負っていて、心の底から学校に行きたくなかった。でも今の学校を卒業して、先生も変わればもっとマトモな生活が送れるかもしれない。

そんな淡い希望を抱いていた。

どん底の青年

高校では不幸にも、いじめがなくなるどころかどんどん激化していった。陰湿なものから物理的なものへと変わっていき、僕のやせ細った体躯では耐えることなんて不可能だった。そして1年半後、ついに僕は壊れてしまった。

結局僕は鬱病と不安症から高校を中退してしまい、人生のどん底に落ちた。家族以外の人間とほとんどしゃべらなくなり、家に一日中引きこもる生活を続けていた。そのころからはじめたLoLは、「僕が生きている」ことを証明するたった一つの活動であり、唯一の楽しみだった。

両親は僕をなんとか学校に戻そうとした。そのために様々な試みをしたけど、結局1週間も学校に行くことはなかった。

Deficioとの出会い

このころ、僕はLoLでかなりの高レートプレイヤーになっていた。かなり名前も知られるようになり、小額の賞金が出る大会に参加するようになった。本当にわずかな賞金だったけど、ゲームを通してお金を稼げることが本当にうれしかったんだ。

多くのチームで活動したのち、ついに僕の人生を大きく変えたチームと出会うことになる。Copenhagen Wolvesだ。

チームは冬のDream Hack 2012に出場することになったけど、僕は精神的な悩みから、出場を拒んでいた。そんな僕に手を差し伸べてくれたのは、当時マネージャーを務めていたDeficioだった。

彼は一度、僕と家族に話し合いを持ち込んだ。彼は、大会の間は僕の面倒を見て、あらゆる面で僕を支えてくれるという。

当時の僕は、自分の身の回りのことすら何一つまともにできない人間で、おまけに鬱病まで抱えていた。そんな僕の前にDeficioみたいな人が現れたことが、どれだけ救いになったかわかる?

結局Dream Hackは3位に入賞し、チームはLCS(LoLの公式リーグ)の出場権を争う大会に出場することに。そのころの僕はまだプロとしての意識は全くなく、ただ賞金を勝ち取るためだけに大会に出ていた。

不幸にも僕はLCSの年齢制限にひっかかってしまい、チームは僕抜きでその大会に挑まなければならなかった。

このころ、僕はとても不安定な立場に立たされていた。僕の両親はまだ学校に戻そうとしていたし、チームがLCSの出場権を獲得できるかどうか、正直かなり微妙なところだった。

結局チームは素晴らしい活躍をし、LCSの出場権をもぎとってきた。LCSの舞台に立つということがどういう意味か、当時の僕は全く理解していなかったけど、とにかくうれしかった。

自己否定

LCSが始まりチームが3連敗した後、僕は17歳になり、ついにLCSに出場した。初めて勝った試合で僕はPenta Killを達成し、観衆は一斉に僕を賞賛しはじめた。Riotは僕をインタビューしようとし、ファンページまで立つようになった。

Bjergsen選手がLCSで初めてPenta Killを達成した動画。この試合から一躍有名になった。

だけど僕はそれを拒んだ。人前で話なんてしたくなかったし、有名になりたくなかった。インタビューを受けている姿を地元の人間が見たらどうすればいいんだ。ゲームばかりやっていることが知られたら、またひどいいじめを受けることになる。僕のファン達は馬鹿ばかりなんだろうな。誰がオタクのファンなんかになりたいと思うんだ。しかも学校でいじめを受けてドロップアウトしたクズ人間を。

他のプレイヤーと話すことも極端にさけた。もし会話のはずみで僕の過去をうっかり話してしまえば、もう居場所はなくなる。噂は広まり全員が僕をいじめるだろう。僕は若すぎるし、ひょろひょろの無様な人間だ。格好の標的になるに違いない。

そのすぐあとに気づいたことは、僕の考えは間違っていたということだ。選手達やESL、Riotの人達は全員すごく優しくて、何も心配する必要はなかった。

それから

時間は流れ、シーズン3が終わり、チームとしては大きな成功はなかったものの、僕は人間的に大きな成長をとげることができた。TSMに移った後の僕は、口をつぐんでインタビューを拒否することもなくなり、戦いから逃げたりすることもなくなった。もうこの貧弱な細腕を隠す必要もない。

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僕は変わった。外見は変わらないけど、臆病な昔の僕はもういないんだ。

今までの人生の中でこんなに幸せだったことはない。今までに会った全ての人に感謝しています。特にDeficio。もし彼と会わなければ、僕は今ここにいなかっただろう。今後の彼の健闘を祈るよ。

今回僕の過去をみんなに話せたことを誇りに思う。誰かがこの話をネタにして、僕を傷つけようとしたって無駄だ。僕はもう受け入れている。

長い文章になってしまってごめんね。ただこの言葉をみんなに伝えたかっただけなんだ。

もし君が人生のどん底にいても、耐えるんだ。 きっとうまくいく。

TSM!

関連リンク

 

画像はRiot GamesのFlicker写真AC様から引用。

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ARAM勢。LoLのRedditを漁っては翻訳しています。国語力が低いため文章に多々おかしなところがございますのでご注意ください。
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