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LJLCT2016出場チーム・選手の詳細(その1)

LJLCT2016出場チーム・選手の詳細(その1)

【※編集部注】League of Legendsの国内プロリーグ「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE(以下LJL)」の予選会「Challenger Tournament for LJL2016(以下LJLCT)」に参加するチームについてのさーせん氏の考察を、一部編集し転載させていただきました。

まえおき

LJLに出てないチーム及びプレイヤーをここまで一年半近く調べ続けてきたので、その情報を是非ともCT参加チームに加入して力添え出来ればなと思い、CT締め切り間際までリザーブ・マネージャー志望としてTwitterでチームを募集し続けていたのですが、どこにも誘われなかったのでここで自分の主観的視点からつらつらとCTのチームについて書いていこうかなと。

※注意※
★が付いているプレイヤーは注目選手です
あくまでも主観的意見なので留意ください

1 . SCARZ

SCARZは2012年にBattle Field3で設立。 今年5月にマルチゲーミングチーム化を果たした。

SCARZは2012年にBattle Field3で設立。
今年5月にマルチゲーミングチーム化を果たした。

Top : SCARZ Nova (Diamond4) ★
Mid : SCARZ FreeSky (Diamond4)
Jungle : SCARZ Vivy (Diamond4)
ADC : SCARZ Day1 (Diamond3) ★
Support: SCARZ ShiRa (Unranked)
Reserve: SCARZ Broooock (Diamond4)
Reserve: SCARZ Farron (Diamond5)
Reserve: SCARZ Terette (Diamond5)

SCARZ Nova選手

TopのNova選手ですが、この方はアメリカ在住のプレイヤーで、シーズン2の最高レートが1900(Platinum)、シーズン3がDiamondⅢ、シーズン4にはMasterまで登り詰め、最終的にDiamondⅠの97LPでシーズンを終えており、非常に長い間高いレーティングで戦ってきたプレイヤーです。SoloQueueの回数はシーズン合算で約4000戦。
現在でこそDiamondⅣに留まってはいますが、使用チャンピオンが多種多様で、メタに応じたPickをしてくる為、対戦チームにとっては最も警戒すべき相手、そして観戦する側からすればOutplayに期待出来る選手と言えるでしょう。

SCARZ FreeSky選手

次にMidのFreeSky選手。
彼はRankedBotというチームからSCARZに移籍(統合)してきたうちの一人で、かつては”RB9 hyuhhyu“というサモナーネームでプレイしていました。
主に使うチャンピオンはTwisted FateやOriannaで、スコアを見るとアシストが非常に多いプレイヤーなのでRoamに注意。
アサシンの使用率もそれなりに高いですが、Zedは見たことがないですね。
SCARZのチームリーダーでもあります。

SCARZ Vivy選手

次にJungleのVivy選手ですが、元々は”MeiTunes“というサモナーネームでプレイしており、直近の大会ではLogicool G Cup CyAC予選にもチーム”Aether”で出場していた為、御存知の方も多いのではないでしょうか?
どちらかと言えばCarry力のあるチャンピオン(Vi、Elise、Hecarim等)に定評がありますが、SkarnerやGragas等はプレイするのを見たことがないので、メタに応じてチャンピオンをPickするというよりかは、自分のチャンピオンプールの中でチームに合うチャンピオンをPickする傾向にあるのではないかと思います。
Vivy選手はチームに加入して日が浅い為、メンバーとの連携に不安がありますが果たして…

SCARZ Day1選手

次にADCのDay1選手ですが、この方はRankedBot組のうちの一人で、実はSalvage Javelinの元ADCでもあります。
RankedBot時代は”RB9 Day1“、Salvage Javelin時代は”SJ XiLium“というサモナーネームでプレイしていました。
Salvage JavelinのLJLでの成績から勘違いされがちですが、彼自身のプレイヤースキルは高く、日本でも上位だと言えるでしょう。
しかし、優勢或いは均衡状態の場合は問題ないのですが、劣勢になり始めると崩れる傾向があるので、メンタルに若干の不安を抱えているのかもしれません。
それを抜きにしても、Nova選手と同様に高いプレイヤースキルからのOutplayが期待出来る選手の為、要チェックでしょう。
得意チャンピオンはLucianやGraves、最近ではKalistaなどが好みのようですがADC全般問題なく使えます。
最近は後述するReserveのFarron選手がADCを担当していた為、久々の大会出場となります。

SCARZ ShiRa選手

次にSupportのShiRa選手。
彼もまたRankedBot組のうちの一人で、当初はアナリストとしての加入でしたが、Supportの候補が居なくなったためか元々プレイしたロールであるSupportに復帰。
Supportの必修科目と言えるThreshでは75%の勝率を残し、ついつい目が行きがちですがPickの幅は広く、メタに応じて柔軟に対応するプレイヤーと言えるでしょう。
プレイスタイルはレーンから崩していくタイプではなく、どちらかと言えばJunglerと連携して動いていくタイプだと思われますが、何せJungleのVivy選手は加入して間もないのでトーナメント開始までにどれだけ連携力を上げられるかが鍵でしょう。
特に最近ではBraumやKennenなどがお気に入りのようなので頭に入れておくといいかもしれません。

SCARZ Broooock選手

Reserveの一人目、ロールチェンジがなければMidのBroooock選手は記憶にも新しい、Logicool G CupでLeBlancをPickし、高いプレイヤースキルを視聴者に見せつけていましたが今回はReserveでの起用。
得意チャンピオンはAhriやKatarinaなどのAPアサシン全般で、特にLeBlancには目を見張るものがあります。
しかしそれに対して、OriannaやAzir、LuxなどのDPSで勝負したりサポート的側面を持つチャンピオンはあまり得意ではない為、アサシンをPick出来ない状態を作り上げるのも手かもしれません。
ただし、大会でのLeBlancのプレイからわかるように大舞台での度胸は備わっているのでこちらもOutplayには注意したいプレイヤーでしょう。

SCARZ Farron選手

Reserveの二人目、ロールチェンジがなければADCのFarron選手。
8月ごろにSCARZに加入し、Logicool G CupではADCを務めていました。
彼の特徴として真っ先に挙げられるものはやはりVayneでしょう。
プレイする割合がメインアカウント・サブアカウント共に最も高く、勝率も60%弱を記録しています。
また、彼の問題の一つとしてチャンピオンプールの狭さが挙げられます。
Vayne以外にもAshe、Jinx、Tristanaは使用しますが、それ以外となると使用回数が一桁或いは未プレイとなっている為、現状大会では若干出しにくい選手になっているのかもしれませんね。

SCARZ Terette選手

Reserveの三人目、ロールチェンジがなければJungleのTerette選手。
この選手は6月ごろにSCARZに加入、前任のMATOSAN(元Focus Meのプレイヤー)からJunglerの座を譲り受け、Logicool G CupでもJungleとして起用されていました。
得意チャンピオンはVivy選手と同じくCarry力のあるチャンピオンで、LeeやPanth、特にRek’Saiがお気に入りの様子。
最近ではEkkoなんかも良いのかもしれません。
チャンピオンプール自体は決して狭いわけではなく、Carry系ではないSejuaniやGragasも問題なく使える上に、隠し玉としてZacなんかも使えたり使えなかったり…
Vivy選手のコンディション次第では出てくる可能性も大いにあります。要注意。

備考

SCARZは2012年にBattle Field3で設立。
今年5月にマルチゲーミングチーム化し、6月にLeague of Legends部門を新設。
同月、チーム”RankedBot”のメンバーを吸収合併。
7月にはG2Aとのスポンサー契約を結び、JCGを始めとする日本の大会、そして海外大会にも積極的に参加しているチーム。

正直私はSCARZが勝ち抜くのはかなり厳しいと思っています。
もちろん、初戦の相手が優勝候補の一角と評されるUnsold Stuff Gaming(後述・以下USG)であるというのもありますが、例え相手がUSGでなくとも苦戦を強いられる相手のほうが多かったのではないかと推測しています。
戦術的な面、特に中盤以降のゲームの動かし方にもまだまだ未熟な箇所が多く見られます。
しかし、大会という大舞台では何が起こるかわかりません。
日々、わずかながらでも確実に成長を遂げているSCARZが覚醒するのは、もしかしたらここなのかもしれません。

2 . Unsold Stuff Gaming

話題の新チーム「USG」

話題の新チーム「USG」

Top : USG apaMEN (Diamond3)
Mid : USG Clockday (Diamond4)
Jungle : USG isurugi(Diamond2) ★
ADC : USG Haretti (Master)
Support: USG Enty (Diamond1) ★
Reserve: USG Amatr (Diamond5)

USG apaMEN選手

TopのapaMEN選手ですが、実のところ彼がTopレーナーになるのは”Rascal Jester”(以下RJ)の前身チームである”PeachServer Allstars”以来なので現在に関してはなんとも言えません。
しかし、彼がかつてRJで活動していた際、eyes氏に「使いたいチャンピオンはなんですか?」と聞かれた際に「Rumbleですかね」と答えたのを私は聞き逃さなかった。
Rumbleではシーズン5のRanked Gameにおいて81%もの勝率を叩き出している為、要注意せざるをえないでしょう。
また、流石の適応力と言うべきか、Top再転向から間もないにもかかわらず立ち回りの難しいGnarを始めとし、Gangplank、Luluなどでいとも簡単にCarryしていたり、Pick段階で何が飛び出てくるか全く予想のつかないプレイヤーの一人です。
しかし、Topというレーンが現行メタにおいてかなりの比重を持っている中で、ロール再転向間もないapaMEN選手がCTに出てくるTopのプレイヤー達にどれだけ戦うことが出来るのかは未知数な為、このチームの唯一の不安要素とも言えるのかもしれません。

USG Clockday選手

MidのClockday選手はお馴染みLJL出場チーム”7th Heaven”(以下7h)の元Midレーナー。USGでもMidを担当するようですね。
「僕のMidだけを見てください」という発言からもわかるように、かなりの自信家です。
その一方で自身のレーニング力の低さも理解しており、LJL解説のRevol氏からレーニング2点と評価されたことに対しても納得していたご様子。
それはさておき、得意なチャンピオンはAzirやOrianna等のどちらかと言えばDPS・サポート系のチャンピオンですが、アサシンも問題なく使えます。
プレイスタイルは彼自身の集団戦が得意というように、あまりレーンからソロキルを狙っていくタイプではなく、集団戦で巧く立ち回ることに定評があります。
不安要素としてはこちらもロール転向の繰り返しでしょうか。
7h加入以前のチーム”Time of Clock”ではADCを務めており、7h加入後にMid転向、そしてLJLのシーズンを跨いでSupportに転向、USG加入後にはMidに復帰と、ロールチェンジを繰り返している為、練度に若干の疑問があります。
しかし、多数のロールをこなしてきたことで、それぞれのロールから得た経験をMidで生かす事が出来れば、以前よりも強力なプレイヤーとなっていること間違いないでしょう。

USG isurugi選手

次にJungleのisurugi選手。
正直なところ日本の大会に出てくるのは私が知る限り初めてで、残念ながら彼の配信をあまり見たことがない為詳しいことはわかりませんが、SoloQueueで何度もChallengerになっているプレイヤーで、DetonatioN Focus Me(以下DFM)のMidであるCeros選手もask.fmにて「最近見た上手い日本人プレイヤーは誰ですか?」という質問に対し、「isurugiさんが上手いと思いました」と答えています。
使用するチャンピオンもまさしく生粋のJunglerで、使用チャンピオンの割合の大半がJungleを回るチャンピオン。
その中でも使用回数が抜けているのはVi、Eliseが100回近く、最も多いRek’Saiでは200回近く使用しており、かつ勝率も60%を記録しています。
また、デスアベレージが5.0近くある為、アグレッシブなプレイヤーだと推測出来るでしょう。
不安要素としては何よりもチーム経験の無さですが、Challengerのレート帯でプレイし続けてきた彼のプレイを筆頭に日本のチームに新たな風を吹き込んでくれる可能性も秘めています。
余談ですが、日本人でChallengerに到達したJunglerというのはなかなか見ないので、個人的にこの大会全体で注目しているプレイヤーのうちの一人です。

USG Haretti選手

次にADCのHaretti選手。
こちらもまたChallengerプレイヤーの一人で、シーズン2はDiamond(2250)、シーズン3はDiamondⅠ、シーズン4はMaster、そして今シーズンではChallenger 500LPを記録した、日本でも有数の高レートADCとして有名です。
かつては古豪チームであり、今年春のCTにも出場した”Helter Skelter”(以下HS)でADCとして活躍していました。
先月HSが解散を発表してからUSGに加入。
Gravesを非常に得意としていますが、ADCをやり続けてきただけあってどのADCも全く問題なく使用可能です。
MordekaiserもOK。
どのADCでもKDA4.0近くを保ち、勝率もほとんどが5割後半で、立ち回りに定評あり。
攻めと引きのメリハリもあり、一見隙が無いように見えますが稀にレーニングにおいて謎のムーブから死を遂げることがあるので、SupportのEnty選手(後述)がどれだけ諫められるかも鍵と言えるでしょう。
集団戦での動きは必見。

USG Enty選手

次にSupportのEnty選手。
こちらもChallengerプレイヤーの一人で、LoLを始めてから10ヶ月でChallengerになったことで有名なSupportプレイヤーですね。
7th Heavenの元Supportとしても知られています。
LJLではThreshやBlitzcrankなどのHookチャンピオンで大胆なプレイから観衆を湧かせていましたが、シーズン5からはJannaやBraumなどディフェンシブなチャンピオンを好んで使用し、安定した成績を残しています。
また、メタに敏感でもあり現在ではTahm Kench、Shenなども使用する為、Pickの幅が広いプレイヤーです。
大舞台での経験と度胸もあり、高いポテンシャルを秘めているためこのチームで最もOutplayする可能性が高いプレイヤーとも言えます。
組んで間もないHaretti選手とは互いにChallengerで、日本初のChallenger Botではありますがその相性は果たして…?

USG Amatr選手

次にReserveでロールチェンジがなければMidのAmatr選手。
昨年3月初めに自身の立ち上げたチーム”Crucial Moment”でLoLチームデビューを飾って以来、日本の大会で好成績を残し続けてきたプレイヤーです。
USGにはCT登録締め切り数時間前に滑り込みでReserve参加。
彼の特筆すべきチャンピオンとしてはZiggsが挙げられます。
シーズン3からシーズン5まででそのプレイ回数なんと800回。

シーズン4ではそのうち500回をプレイしている為、Ziggsの扱いにはかなり秀でています。
その他にはSyndraやXerath、Azir等、スキルレンジの長いチャンピオンを得意としており、アサシンの練度もそこそこ。
プレイスタイルはClockday選手に近く、レーニングに若干の難があるが集団戦は得意なタイプ。
不安要素としてはモチベーションが挙げられる。
彼自身が「日本鯖が来るまでLoLやりたくない」と言っていたりしたので、今回のReserve参加も実際のところ名義貸しに近いのかも。
ただ、そう言いながらもLoLはきっちりほぼ毎日プレイしている為、練度には問題ないと思われる。

備考

apaMEN選手がHaretti選手やEnty選手と話すうちに「この人たちとならLJLを目指せる」と思い立ち設立されたチームだとか。

巷の噂では優勝候補筆頭。
私の予想でもやはり優勝。
SoloQueueの平均レーティングは恐らくCT参加全チーム中トップ。
どこからでもOutplayが発生するメンバーが魅力的。
後述のKingdomと同じくLJL落ちしてきたメンバーがちらほら見受けられ、ニコニコでの活動からスター性の高いClockday選手、Haretti選手が居ることから高い人気を博す事請け合い。
また、長きに渡って表に出てこなかったisurugi選手がついに出てきた事から本気度が伺える。
仕上がり次第ではCTを無敗で制す可能性もあり。

3 . MofC

マルチゲーミングチーム「MofC」

マルチゲーミングチーム「MofC」

Top : MofC Y6Erin (Platinum3)
Mid : BESTcorkiJP (Diamond5) ★
Jungle : HIGEEEEEEEEEEEEE (Unranked) ★
ADC : MofC hiyoko (Plationum4)
Support: MofC kaiware (Platinum2)
Reserve: Matryoshkaaa (Platinum2)
Reserve: f0rster (Diamond2) ★
Reserve: royalt0322 (Platinum5)

MofC Y6Erin選手

まずTopのY6Erin選手。
実のところ彼については、私が一年半近く前に一度だけ一緒にNormal Gameをして以来チーム活動で見かけたことがないので詳しいことはわかりません。
今回はTopでの起用ということなので、使用回数の多いIrelia、Malphite、HecarimあたりがPickされる可能性はもちろん、最近ではDariusやFioraなどのメタに応じたPickをしている為、何が出てくるかはちょっと推測しにくいです。

BESTcorkiJP選手

次にMidのBESTcorkiJP選手。
名前からわかる通りCorkiの練度が非常に高いプレイヤーです。
シーズン3ではCorkiで300ゲーム以上プレイして勝率60%を記録。
基本的にはオールラウンダーですが、今回はMidということなので今シーズンプレイ回数の多いAnnieやFizzに警戒したいところです。
特にAnnieに関しては最近Pick回数が増えてきているので要注意。
チャンピオンプールは広めで、時折奇抜なPickをするため、大会でも奇抜なPickに期待出来るかも。
また、アグレッシブなプレイが持ち味ですが、その分デスアベレージも高い為、彼に対面するプレイヤーはわざと誘い出す戦法が有効かもしれません。
このチームのキープレイヤー。マークしておくことをオススメします。

HIGEEEEEEEEEEEEE選手

JungleのHIGEEEEEEEEEEEEE選手ですが、元々は”PhantomDouro“というサモナーネームで活動していたプレイヤーです。
シーズン4に活動していた5vs5チームランクDiamondのチーム”NeoOmankoHunters”でもJungleを担当していました。
シーズン4はPantheonをメインとして使用していましたが、今シーズンはさっぱり。
得意チャンピオンはどちらかと言えばCarry寄りのチャンピオンで、LeeやJarvanⅣを好みます。
メタに応じてPickを変える柔軟性を持ち合わせたプレイヤーで、得意チャンピオンはBlitzcrankと答えていたりいなかったり。
長い間Jungle専門だったことからチャンピオンプールは幅広いとみていいでしょう。
Gankのタイミングも寄りも良いのですが、普段喋れないということからチームとのコミュニケーションが不安視されます。
シーズン1からプレイしている古参プレイヤーでもあります。

MofC hiyoko選手

ADCのhiyoko選手はシーズン3からシーズン4にかけてはLeonaを得意とするSupportプレイヤーで、今シーズンでもSupportをメインとしてプレイしているように見受けられましたが今回はADCでの参加。
JinxやTristana、Kalistaなどの機動力に優れたチャンピオンを好んで選択しますが、お世辞にも高い練度とは言えません。
ただ、後述するSupportのkaiware選手との連携がまだ上手くいっていない可能性も十分あり、トーナメント開始までにどれだけ調整出来るかが鍵になってくるでしょう。

MofC kaiware選手

Supportのkaiware選手ですが、Support登録にもかかわらずSupportをプレイしている回数がかなり少ないです。
それもそのはず、MofCでは今までMidを担当していたからですね。
Pickの傾向はMidに寄っていて、SupportもLeonaやNautilusをPickするにはPickしますがあまり回数が多くないため、もしかしたらSupport登録はMofCの戦術の可能性が・・・?

Matryoshkaaa選手

次にReserveの一人目、ロールチェンジがなければTopのMatryoshkaaa選手。
かつては”Kuukism“というサモナーネームでプレイしていたプレイヤー。昔はSupportレーナーでしたが現在はTopに熱が入っているようです。
VladimirやRumbleなどの強力なAoEダメージを持つチャンピオンを好んで使用し、Vladimirに関しては勝率60%越えを記録しています。
一度波に乗ると止まらないタイプのプレイヤーですが、一方でTPを持っていてもキル関与率が50%を超えることが少なく、一度崩されるとそのまま大崩れしてしまうタイプのプレイヤーでもあります。
チームとしては若干使いにくい分類に入るプレイヤーかもしれません。

f0rster選手

Reserveの二人目、ロールチェンジがなければJungle・Supportのf0rster選手。
実はこの選手、今大会ではReserveにこそ甘んじていますが今シーズンの最高レーティングはDiamondⅠで、日本の5vs5チームランクDiamondのチーム”Handsfree Rengar”でもJungleとSupportを務めていました。
また、今大会に出場が期待された同じく5vs5チームランクDiamondのチーム”THE BIG MONSTER”でもSupportを務めていました。
彼が使うチャンピオンで最も特筆すべきはSejuani。
シーズン4、今シーズン共に5.4という凄まじいKDAを記録し、勝率も66%を記録しています。

最近ではRek’Saiの使用率が高いので注意したいところ。
SupportでもNautilusで勝率71%を記録、Hookを持つチャンピオン全般を得意としています。
最近でこそNormal Gameをプレイしているものの、遡ると長い間やっていない期間があり、不安要素の一つとして挙げられます。
このチームのキープレイヤーであり、個人的にkaiware選手と交代する可能性が最も高い選手だと推測しています。

royalt0322選手

Reserveの三人目、オールラウンドにこなすroyalt0322選手。
特筆すべきはHecarimか。
高いキル関与率を保持し、平均KDAも3.0を記録。プレイ回数も今シーズン185回と練度も申し分なし。
また、序盤にパワースパイクのあるXin ZhaoやPantheonを好んで使用します。
チャンピオンプールもまずまずと言ったところですが、ShyvanaやSion、Sejuani等の一つ前のメタだったチャンピオンを使用する傾向もみられ、あまり現行メタに応じてPickをするタイプのプレイヤーではないご様子。

備考

ADCのhiyoko選手がGUNZ ONLINEでMofCを作って以来、今年で10年目のチームだそうです。
League of Legendsでの活動は今年3月の第三回JCL以降から本格化している模様。
メンバーは20人以上にのぼり、その中には7th Heavenのyoshiaki氏も参加したりしていなかったり。

今大会ではシード枠を確保したものの、正直なところ最初にあたる相手がSCARZであれUSGであれかなりの苦戦を強いられる可能性が高いです。
ひとまず、TopのY6Erin選手が今シーズンPlatinumⅢなのに対し、他チームのTopレーナー全てがDiamond以上なので、Y6Erin選手がそういった相手にどれだけ勝負出来るかで大きく変わってくるでしょう。

4 . Accel Boomer

LJL2016出場を目指し再結成した「Accel Boomer」

LJL2016出場を目指し再結成した「Accel Boomer」

Top : Kurumi1234 (Platinum2) ★
Mid : Ryavka (Diamond3) ★
Jungle : owakiNG (Diamond5)
ADC : Ritå (Platinum5)
Support: Hetarim (Diamond4)
Reserve: karory (Diamond4)
Reserve: Cocowet (Platinum1)

Kurumi1234選手

TopのKurumi1234選手は元々はJungleを担当していましたが今大会ではTopでの登録。
Jungleをしていた頃は、この選手が崩れた試合の大半のゲームを落としている事からチーム内でもかなり重要な立ち位置に居ると考えられます。
使用チャンピオンはメタに倣いFioraやDariusはもちろん、Jungleでの自身の得意チャンピオンであったJarvanⅣ、Tank色の強いMaokaiなど、幅広いチャンピオンプールを持っています。
ただし、レーニングが強いかと言ったらそうでもなく、一度崩されるとそのまま崩されるタイプのプレイヤー。
そのせいかは不明なものの、RenektonやIreliaの成績は芳しくなかったり。
若干アグレッシブさに欠ける面があり、Jungleをしていた頃もCounterJungleを苦手としていました。
Accel Boomer(以下AB)の勝敗に大きく関わるプレイヤーなので要チェック。

Ryavka選手

MidのRyavka選手はチームリーダーかつエースで、このチームのCallerを務めています。
レーニング力は決して高いとは言えませんが、それを補って余りある集団戦のポジショニング、戦術性のあるCallを持ち合わせている為、このプレイヤーが居る限りABを力技のみで倒し切るのは難しいでしょう。
チャンピオンプールが非常に広く、LeBlancを特に得意としていますが、DPS、Poke、そしてシーズン3時にSupportを多く経験したことからかLulu等のサポート系チャンピオンも巧みに使いこなします。
寄りも早く、スキルショットの回避にも定評があります。
また、特殊な傾向としてほとんどのチャンピオンでキルアベレージがアシストアベレージを上回らないことが挙げられます。
使用率の高いチャンピオンの中で唯一キルアベレージが先行しているのはCassiopeiaのみなので、注意したほうがいいかもしれません。
プレイスタイルはやはり集団戦寄り。ポジショニングには注目したいところ。
言うまでもなくこのチームのキープレイヤー。
大会全体でも注目すべき選手のうちの一人でしょう。

owakiNG選手

次にJungleのowakiNG選手。
本来はSwain専のTop・Midレーナーですが今回はJungleでの登録。
使用するチャンピオンは現行メタに倣いEliseやGragas、そして特にEvelynnの具合が良さそうです。
彼自身はあまりCallをしないタイプなので、Ryavka選手の指示を待つ、いわゆる指示待ちJunglerに分類されるのではないでしょうか。
Junglerとして経験値があるかどうかと言えば微妙なところですが、そこはやはりRyavka選手や前任のKurumi1234選手がどれだけ引っ張っていけるかが鍵だと思われます。

Ritå選手

次にADCのRitå選手。
まず特徴として、パッシブなレーニングが挙げられます。
レーニング段階で相手を圧倒する事はないものの、自身が大きく離される事も無い、非常にディフェンシブなレーニングを展開し、CSを取って集団戦でダメージを出して勝つタイプのプレイヤーです。
もちろんCS精度に定評あり。
その為、アグレッシブなSupport相手には滅法強く、安全なラインを常に維持し続けます。
しかし、逆にパッシブなSupport相手だとジリ貧にされやすい傾向があります。
得意チャンピオンにはSivirを筆頭にKalista、Tristana、Asheなどが挙げられますが、シーズン3からずっとADCをプレイしているのでどのチャンピオンでも問題なく使用出来るでしょう。

Hetarim選手

SupportのHetarim選手は今大会に向けてのABのトライアウトに合格しRoster入りを果たした選手です。
サモナーネームをよく変えるプレイヤーですが、SoloQueueでDiamondⅠ到達時のサモナーネーム”orange377“が有名でしょうか。
かつては古豪チーム”Quit Academy Gamers”の一員としても活躍されていました。
彼はBardを非常に好んで使用し、今シーズンは既に210回もプレイしています。
傾向としてもBardのようなUtilityに優れたチャンピオンをPickすることが多く、JannaやBraum、Tahm Kenchも好みます。
一方でThreshやBlitzなどのHookチャンピオンも稀に使う為、このあたりもマークしておくと良いでしょう。
Bard使用時にほぼ常にIgniteを持っていることからアグレッシブなプレイが予測されます。
Bardをメインに使っているプレイヤーは珍しいのでBardプレイヤーを目指す人には一見の価値あり。
加入して日が浅いことから連携の面で若干の不安があるものの、積極的にチームメンバーとプレイしているようなのでさほど問題にはならないかもしれません。

karory選手

Reserveの一人目、ロールチェンジがなければTopのkarory選手は、元々ABのTopを務めていたプレイヤーです。
シーズン3ではADCがメインでしたがシーズン4からTopに転向。
VladimirやRumble、LuluなどのAPチャンピオンを得意としています。
チャンピオンプールはあまり広いとは言えず、レーニングもそこまで強くはありません。
しかし、協調性があるプレイヤーの為、このチームのReserveとしては最も優秀なプレイヤーと言えるでしょう。

Cocowet選手

Reserveの二人目、オールラウンドにこなすCocowet選手。
今シーズンではVladimirを100回ほどプレイしており、勝率も60%を記録。
他ではVel’Kozのプレイ回数が多く、勝率も63%と上々です。
また、LucianやGravesでもKDA4.0を維持している為、まさにオールラウンダーと言えるでしょう。
地味ながらもVeigarやTwisted Fateで70%を超える高い勝率を持っていたりも。
この選手が試合に出てきた時は奇抜なPickが見られる可能性もあるので対戦チームはよく見ておいたほうが良いかもしれません。

備考

昨年4月に結成されたこのチームは、メンバーの多くがリズムゲーム”osu!”のプレイヤーで構成されています。
リーダーのRyavkaはosu!の譜面作成で有名だったり、ADCのRitåはosu!では”Potofu”というプレイヤーネームで2014年のosu!世界大会で日本代表として出場、日本の優勝に貢献したプレイヤーだったり、Reserveのkaroryはosu!では”MiLu”というプレイヤーネームで数々の譜面で1位を獲得、譜面作成もしていたプレイヤーです。
今年春のCT出場時にメンバーだったKeigoClearもosu!では非常に有名なプレイヤーの一人でした。
今年4月に一度は解散したものの、今回のCT開催を受けて再結成。

まずチーム全体の特徴として挙げられるのが集団戦。
どのプレイヤーもレーニングに秀でているとは言い難いが、その代わりに高い連携力から繰り出される集団戦での巧みな動きはまさしくチームと言ったところ。
一方で、全てのロールが個人技で押し切られてしまうようだとかなり辛い戦いを強いられるでしょう。
初戦の相手は後述のSkyRocketですが、私はABが優勢だと見ています。
しかし、仮に初戦を勝ったとしても次の相手になる可能性が最も高いのは天敵とも言っていいUSG。
ここがABの真価を問われる試合になるのは間違いありません。
今までの集団戦のみ強いチームという評価を覆せるか?
注目したいところです。

5 . Sky Rocket

エンターテイメントマルチゲーミングチーム「Sky Rocket」

エンターテイメントマルチゲーミングチーム「Sky Rocket」

Top : SoraR Minalinsky (Diamond4) ★
Mid : SoraR Neris (Diamond3)
Jungle : SoraR Sowhaaaaat (Diamond5)
ADC : SoraR Noytalian (Diamond5) ★
Support: SoraR Lulubaby (Diamond3)
Reserve: SoraR Ca2pis (Platinum2)
Reserve: SoraR Melt (Diamond5)
Reserve: SoraR Zear (Platinum3)

SoraR Minalinsky選手

TopのMinalinsky選手は、かつては”bDreamer“というサモナーネームでチーム”AllForOne Assault”(以下AF1A)でOzone Rampage(以下RPG)及びDFMのSupportだったZENITH、つい先日までDeToNator(以下DTN)のTopを務めていたCarilRui、現在ではScottiykと名前を変えRJに所属しているType89と共にプレイしていた経験のある歴戦のプレイヤーです。
AF1A以来久しくチーム活動をしていませんでしたが、今年SkyRocketが結成した直後に加入。
元々オールラウンドなプレイヤーというのもあり、使用するチャンピオンはVladimirを始めとするAPからMaokaiなどのTank、Utilityに優れるLuluなど多種多様。
Pickの幅は非常に広いとみていいでしょう。
少々デスが先行しがちではありますが、間違いなくこのチームで重要なポジションに居るプレイヤーです。

SoraR Neris選手

MidのNeris選手は、記憶にも新しいLogicool G Cup CyAC予選にチーム”Aether”のTopとして出場していたプレイヤーです。
今大会では今までMidを務めていたP1NOJAYがRosterから離脱したことから、晴れてReserveからMidに起用されることになりました。
Mid転向から間もない為、チャンピオンプールやプレイスタイルは一切不明。最近色々なチャンピオンを触っているようです。
LeBlancやSyndraがお気に入り?

SoraR Sowhaaaaat選手

次にJungleのSowhaaaaat選手。
Rek’SaiやEkko、Eliseなど、メタに倣うPickをする一方で、NocturneやJarvanⅣ、Kha’Zixなどの若干メタから外れているCarry寄りのチャンピオンも稀に使用します。
キル関与率は高いのですがデスを重ねがちで、若干前のめりの気があるプレイヤーでもあります。
若干チャンピオンプールがCarry寄りかつ狭いのが気になりますが果たして…

SoraR Noytalian選手

ADCのNoytalian選手はチーム内で高く評価されているADCプレイヤーです。
また、今シーズンSoloQueueでKatarinaをメインに使用しMasterTierに到達したZarakyを師匠としているプレイヤーでもあります。
得意チャンピオンの筆頭としてシーズン4と今シーズン合計して550試合近くプレイしているJinxが挙げられます。
今までADCをプレイし続けていたプレイヤーの為、チャンピオンプールには一切の心配はないでしょう。
しかし、デスアベレージが5.0近くある為、アグレッシブに動きすぎる傾向があるかもしれません。
チームメンバーからはかなり信頼されてるご様子。
しかし、それだけに彼が崩された際はSkyRocketメンバー全体の士気に影響がありそうです。

SoraR Lulubaby選手

SupportのLulu baby選手はサモナーネームの通り、Luluの扱いに定評のあるプレイヤーです。
使用するチャンピオンはLuluの他にThreshやMorganaなどが挙げられます。
若干前のメタに引きずられている感はあるものの、BraumやTahm Kenchなどが使えないわけではありません。
普段はSupport以外にJungleをプレイしている為、JungleのSowhaaaaat選手との連携は問題ないでしょう。
安定したレーニング力を持っていますが若干積極性に欠ける節があり、ガン攻めしてくる相手をいなすのは手馴れていますがそうでない場合の攻め手が少ない感じがします。
とにもかくにもLuluの使用時には注意、そして注目すべきプレイヤーと言えます。

SoraR Ca2pis選手

次にReserveの一人目、Support寄りのオールラウンダーCa2pis選手。
今年6月にはAfreecaTVの学生大会にTeam Waterで参戦。
脱退後しばらくチームを募集し、SkyRocketに加入。
彼はMorganaの扱いに定評があり、今シーズンではKDA4.6、勝率73%をマークしています。
Lulu baby選手よりもチャンピオンプールが若干広く、デスアベレージの低さからスマートなプレイングが予測されます。
また、SupportがメインとはいえTopのプレイ回数も多く、Topを担当する可能性もあります。

SoraR Melt選手

Reserveの二人目、ロールチェンジがなければSupportのMelt選手。
本人曰く「Zyraがメインチャンピオン、一番得意」とのことですが、実際のところZyraよりも他のSupportチャンピオンのほうがスコアが良かったり。
ディフェンシブなチャンピオンをPickする傾向にあり、AlistarやJannaでは4.0を超える高いKDAを記録しています。
しかし、チャンピオンプールが若干狭く、BraumやTahm Kench、Luluなど、現行メタにおいて使われやすいチャンピオンをあまり使用していないところが気がかりです。
MidでのLuxのスコアが非常に良好な為、もしかしたらSupportでも使用してくる可能性があるかもしれません。

SoraR Zear選手

Reserveの三人目、ロールチェンジがなければSupportのZear選手。
彼はチームに所属する他のSupportプレイヤーに比べて、攻撃的なPickをする傾向にあります。
ThreshやNautilusを得意としていますが、時折Malphite等の変わり種も使ってきます。
また、MidでBrandを使用していることからSupportでの使用も考慮したほうがいいでしょう。
このチームのco-founderでもあります。

備考

公式では何も語られていないものの、SkyRocketには前身チーム”Disaffected Elements”(以下DE)が存在します。(※編集部注:Zear選手、Noytalian選手がこのチーム出身ですが、現在この体制を引き継いでいるわけではないようです。)
DEは昨年4月に結成。同年11月開催の第一回JCLから、ARAM大会だった第三回を除きすべてのJCLに参加した唯一の皆勤賞チームでもありますね。
今年5月の第六回JCL以降しばらく活動がなかったものの、7月末にDEのリーダーだったZear選手がDEからNoizzWorLD(Noytalian選手)を引き連れ、SkyRocketを結成。
現在は日本のe-sports発展を目指す”エンターテイメントマルチゲーミングチーム”としてLeague of Legendsをはじめ、Hearth Stone等でも精力的に活動中。

個人的なSkyRocketの印象としては、どの点を見てもSCARZから一歩遅れている感じです。
マルチゲーミングチームとしてSCARZに次ぎ、現状チームランクでもSCARZに劣勢。
とはいえ、メンバー自体はSCARZに負けず劣らずと言ったところ。
初戦の相手はABですが、正直かなり厳しい戦いになるでしょう。
設立間もないSkyRocketが戦術面で統制されているとは到底考えにくく、仮にキル差が付くとしても全レーン押し切るまでは至らないと思えます。
ある意味、戦術面で勝負してくるABは初戦の相手として最も厄介な相手と言っても過言ではないでしょう。
仮に初戦を突破したとしても次に来る可能性が高いのはUSG。
こちらは絶望的な戦いになるかもしれません。
トーナメント開始までの短い期間でどこまでチームとしての力を付けられるかというのは、これから先の活動にも重要でしょう。

(イラスト=たんぽぽ隼丸、Lisa)

関連リンク

Via:LJLCT2016出場チーム・選手の詳細 その1

さーせん
LoLの考察ブログ「雑記」を運営するDiamond(NA)のSUPPORTプレイヤー。チーム「Cyclone」所属。国内プレイヤー・チームに対する鋭い情報分析は必見。
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